初代・血液分析機器が引退しました。
2009年11月に導入後、11年間、よく働きました。
| 初代・血液分析機器 |
2009年当時は新型インフルエンザの流行があり、今のコロナ禍ほどの制限はありませんでしたが、やはり入院患者への家族面会等がしづらい時代でした。
私の大好きな父も入院しており、近くの療養病棟に転院しましたが会いに行けない日々が続きました。途中、誤嚥性肺炎を何度か起こしながらも、入院先の先生に何度も助けていただきましたが、2009年11月のある日の夕方に急に具合が悪くなり、次の日の夜には亡くなりました。
父のこともあり、採血した場合に検査センターに出さずとも、その場で細菌性なのかウイルス性なのかを判断、また、細菌性であれば抗生剤の効果に対する評価ができればと以前より思っていましたので、当時はそれなりに高額であった血液分析機器を思い切って契約しました。
「地域の皆様の為に尽くしなさい」とよく言っていた父は、契約直後に亡くなり、葬儀の日が血液分析機器の納品日となりました。
それ以降、当院では検査結果に基づく診療、という方向性ができました。
その結果、白血病などの血液疾患も年に数例気づく等、早期発見ができるようになり、父が最後に地域医療のあり方を示してくれたと思っています。
白血球5分類まで分かる機器を2代目として5年前に導入し、初代と共に2台体制で稼働してきましたが、11月末に3代目を新たに迎えました。
| 3代目 |
父との思い出がある初代の引退には寂しい気持ちもありますが、11年間一緒に頑張ってくれたことに感謝の気持ちを込め、今後は3代目と共に地域医療に尽くしてまいります。