2016年1月13日水曜日

中学生の職場体験プログラムを通じて・・・②

Q:「働くうえで大切なことはなんですか?」
A:どんな仕事でも、せっかく機会があってするのだから、その中で楽しい所を見つけて下さい。
誰かと競争するのでなく、昨日の自分と競争してみて下さい。あなたの笑顔が誰かを幸せにするということを知ってください。そして誰かに少しでも役立っているという自覚が芽生えれば、きっと心が晴れ晴れします。



Q:「仕事で何が難しいですか?」
A:日本語です。私も患者さんも同じ日本語を話します。しかし、「ちょっと痛い」と言われると主観的評価なので、難しいです。また、なるべく婉曲な表現をせず、言葉がストレートに伝わる様につとめています。


Q:「仕事をしていつがうれしいですか?」
A:患者さんが元気になって、ありがとうと言われたとき。またスーパー等、外で偶然あった時、「先生、元気?」など話しかけていただいた時。


Q:「辞めたいと思ったときはありますか?」
A:父が亡くなった日、往診先の一人暮らしの方の具合が悪いとの連絡が介護士さんよりありました。その方の家族が「東京からすぐ来るから」と言われ、ご家族の到着する夜10時まで一人で待っていました。その頃、父は既に意識を無くしていましたので、意識のあるうちに会うことができず、翌日父は亡くなりました。その日だけ初めて辞めたいと思いましたが、患者さんを優先した私をきっと父は褒めてくれると思います。


Q:「どんな人が医師にむいていますか?」
A:誰でもです。話すのが得意なら内科や精神科、人とあまり話さなくても、麻酔科や病理(顕微鏡を覗く)は極められます。基礎的な研究もあるし、厚生労働省の技官もお医者さんです。保健所にも医師は必要です。将来どんな医師になるかは医学部に入ってからじっくり考えれば良いと思います。


Q:「医学部に入るのは難しいですか?」
A:医学部に入るには最低限の学力が必要です。お家にお金がなくても、自身の意思があれば、奨学金を頂いて国立に行く方法はあります。今は国策として昔より医師になりやすいので、チャンスはよりあると思います。今あなた方がすべきことは勉強です。教科書の80%が完全にわかれば医学部には入れます。私は医療に興味を持ってくれる若い方がいるとうれしくなります。


・・・次回へ続く。